ネコが主人公の「百年戦争」~井上ひさし著 [本]
先日亡くなった井上ひさしさんには、吉里吉里人や四千万歩の男など有名な長編小説がありますが、
さらに、私が気に入っている長編小説のひとつに「百年戦争」というのがあります。
銀座の料亭、居酒屋の息子、小学生の清くんが、お母さんに「ごはんを食べてすぐ寝ると馬(ここでは牛ではなく馬)になるよ」といさめていたのですが、ある日、あまりにも忙しいお店で、「ネコの手でも借りたい」ということから「ネコにならなってもいいよ」ということから、清くん、ネコに変身してしまったんですね。
ちょうど、そのころ、ネコの世界では、銀座巣食うネコと、築地に巣食うネコとが、テリトリー争いで抗争を繰り広げていたのです。その抗争のなかに、清くんネコが巻き込まれていく物語なのです。
双方にスパイ呼ばわりされながらも、やがては、人間の知恵を駆使して、ネコ族のトップに、、しかし、しかし、、
ところで、井上ひさしさんの戯曲に「十一匹の猫」があります。
そして、人間の言葉を話す「白戸家のお父さん」のような犬を主人公にした「ドン松五郎の生活」という、確か映画化された小説もあります。
人間を主人公だけでなく、犬やネコの目線での小説、井上さんらしですね。
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井上さん、お亡くなりになったんですよね。
大学時代、片っ端から読みふけりました。
百年戦争は昔読んだような…
吉里吉里人は、大学卒業後ちまちまと読んでました。
ちょっと残念です。
by おきらく社労士 (2010-04-17 20:29)