知ることから始める認知症（痴呆）～早期発見へむけて～

認知症（痴呆）は身近な問題です。

◆認知症の高齢者は200万人に！

平成17年簡易生命表によると、日本人の平均寿命は、男性は78.53歳、女性は85.49歳。
寿命は著しく伸び、日本は本格的な高齢社会に突入しているのです。
認知症の高齢者も年々増加し、20年後には約330万人に達すると予測されています。
そして85歳以上のお年寄りの3～4人に1人が認知症といわれています。



認知症（痴呆）とは

◆認知症の多くは「アルツハイマー型認知症」と「脳血管性認知症」です。

認知症は、脳が病的に障害されておこります。
その原因となる病気は、頭蓋内の病気によるもの、身体の病気によるものなどたくさんあります。しかし、多くは「アルツハイマー型認知症」と「脳血管性認知症」です。
なかには、原因となる病気を適切に治療することで認知症症状が軽くなるものもあり、それらは認知症全体の約1割を占めているといわれています。


■早期発見のポイント■

認知症は、早期発見・早期治療が大切です。
なぜ認知症だと思いますか？
それには、きちんとした理由があるのです。

年をとるにしたがって、「もの忘れがひどくなった」と感じる人は多いのでは？
この「もの忘れ」…ただのもの忘れで片づけていませんか？

以下のような症状はありませんか？

１．同じことを何度も言ったり、聞いたりする
２．物の名前が出てこない
３．置き忘れやしまい忘れが目立つ
４．時間、日付や、場所の感覚が不確かになった
５．病院からもらった薬の管理ができなくなった
５．以前はあった関心や興味が失われた
６．水道の蛇口やガス栓の締め忘れが目立つ
７．財布を盗まれたと言って騒ぐ
８．複雑なテレビドラマの内容が理解できない
９．計算の間違いが多くなった
10．ささいなことで怒りっぽくなった

以上の項目で最近、気になっていることはありませんか？

と、自分のことを振り返ってみると、

えーっと、なかなか程度がわかりませんが、直感的に考えてみると、２なんかはよくありますね。５も以前に比べると減退しています。８は、難しいところですね、面倒くさいというか、集中できなくなりましたね。10の怒りっぽくなった、これも加齢のせいかもしれませんが、、

でも、これは自分で考えるよりも、家族でお互いにどうなのかチェックすることもが重要ではないかと思います。
「おれは違うよ」とか「私は大丈夫よ」と言っているうちに、いつの間にか、手遅れになってしまう、ということがあります。

また、幸いなことに身近には、認知症（痴呆）になった人はいませんが、しかし、だからといってならないという保証はありません。

これはもう、お互いにいたわりをもって観察することが、早期発見の道だと思います。
また、早期発見、そして治療をすれば治る認知症もあるようですので、、発見を避けるのではなく、認知症を避けるように、事前のチェックを家族みんなで楽しくしたいものです。



「おかしい」と思ったら、年齢のせいと考えて放置することなく、 出来るだけ早い時期に、お近くの医療機関に相談に行きましょう。

「おかしい」と気づいてから医療機関に相談するまでに、約７割の家族が２年以上かかっているとの報告があります。そして、一度診察を受け「大丈夫ですよ」といわれても年々症状が悪くなるようならば、もう一度、相談に行きましょう。


本情報は、レビューブログからの提供です。

タグ：認知症

コメント 4

家の両親も高齢なので人事ではないです。
by 番長 (2010-03-24 23:19) 

義父が認知症です
離れていて気付くのが遅かったのが
心残りです・・・
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by りりー (2010-03-25 00:06) 

人事じゃないですよね。仕事などで、御年配の方のところへ
うかがうことがあります。　ちょっとしたことで寝たきりになってしまうと　足を動かさぬことから、全身の血流が悪くなり、認知症に近い症状を起こすと聞いたこともあります。
原因はそれだけではないようですが・・・。核家族が多い世の中、「よい意味で　近くの他人」になれればと　時折思います！
by ゆうのすけ (2010-03-25 00:39) 

認知症の人に接することが多いです。家族と違い、離れた立場から関わっていますが、介護される家族の苦労と疲労は見ていて辛いです。
by ねこ大臣 (2010-03-25 07:16)