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井上ひさしさん「浅草鳥越あずま床」 [本]

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井上ひさしさんの小説「浅草鳥越あずま床」です。

この小説に登場するのが、「理容イソダ」の初代店主です。

その縁で、昭和55年に、店名を「浅草鳥越あずま床」になりました。先代が店主のときです。

現在、3代目の磯田真弘さんが、理容と美容、メイクのお店として、最近、リニューアルし、店名も変わってしまいました。

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そして、「浅草鳥越あずま床」の看板は、理容組合の資料館に収められました。

その看板を、紙切りで有名な林家正楽さんに書いていただいたそうです。

その文字を元に、看板、

名刺 黒紙に金文字の箔押し

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さらに、黒紙に銀の箔押しなど3種

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配ってしまい、今では保存用の数枚しか残っていないそうです。

こんなものまで、、

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巾着は先代夫人の手作りです。

そして、井上ひさしさんのヒット作のひとつ「吉里吉里人」がきっかけで、吉里吉里国ができました。
その吉里吉里国で製造販売された「吉里吉里酒」がありました。

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井上ひさしさんが、吉里吉里国に行ったときのお土産だそうです。

そして、理容の歴史などを研究されている竹内蔵之助氏が書かれた「理容探検」の一部抜きもあります。
このなかに、理容イソダの初代店主について書かれています。

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「浅草鳥越あずま床」の文字は、記念スタンプで、レオぱぱがその場で押し、なおかつ、エンボス加工された一部抜きの原版までいただいてきました。

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この一部抜き、もうコピーしかないようですが、原版、いただきました。

さらに、先代夫人、もの書きが好きなようで、TBSラジオの「大沢悠里のゆうゆうワイド」に投稿した文章が、本に掲載されていました。

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先代夫人と書いてきましたが、2代目店主・有司さんの夫人、磯田和子さんでした。
井上ひさしさんの前夫人とも仲良しのようで、また、井上ひさしさんのお別れ会にもこっそり行き、記帳されてきたそうです。

そして初代店主は、磯田菊太郎さん、明治31年、東京・小石川で生まれ、実家は裕福だったようですが、その後、事業に失敗したオヤジに酒屋に丁稚奉公に出され、さらに、理容店の弟子に入り、やがて昭和2年に独立開業したということです。

そのころの話が、井上ひさしさんの目にとまり、テレビドラマや小説の舞台になったわけです。


浅草鳥越あずま床

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  • 作者: 井上 ひさし
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1975/05
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コメント 1

♪写楽♪

こんにちわ~(^^

浅草・・
いいですね~

♪写楽♪も天気の良い日に
カメぶら散歩しようかな~

また宜しくお願い致しま~す。
by ♪写楽♪ (2010-05-23 14:53) 

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